10月頃から徐々に不調を訴える女性が増え、寒さが厳しくなる12月にはピークを迎える首のコリ。
寒さで肩に力が入りやすくなる冬は、一年で一番体調がすぐれない人が多い季節。
たかが首のコリですが、脳や首から上の五感主要器官へは、首を通じてしか血液循環することができません。
コリが悪化すると、新鮮な血液が送り込まれなくなるので、下半身がむくむように頭にも老廃物が溜まり気味になるだけでなく、頭蓋骨の位置バランスも崩れるので、さまざまな症状が引き起こされます。
- 頭:頭痛、眠気、ぼんやり感、物忘れ
- 目:眼精疲労、眼圧が高い、目の奥の痛み
- 鼻:鼻水など鼻炎の悪化
- 耳:痛み、聴こえづらい、耳鳴り、めまい
- 口:唇の荒れ、口内乾燥、唾液不足
- 歯:歯茎の腫れ、歯が浮く
- 顎:顎関節が痛い
免疫が低下するので、ヘルぺス、結膜炎などの感染症リスクも高まります。
大切なのは温かくしたりストレッチをして、できるだけ首のコリを悪化させないようにすること。
寒いと体に力が入るのは、反射のように避けられない反応ですが、たかがコリだから、体質だからと長い間放置しておくのが一番キケンです。
若いうちはただの頭痛で済んでいたものも、長年患うことで脳梗塞や頸椎ヘルニアをはじめ、耳、鼻、目などの病気リスクも高まります。
首や肩のコリが悪化している時は、前述のように首から上の症状を併発している人も多いはず。
その度に病院をはしごするのは、時間もお金ももったいない。
たかが首のコリですが、ほかの症状と関連付けて考えることで、もっと自己管理できるようになるはずです。
病院通いの時間を自分の時間に充てて、年齢を重ねるほどに充実した時間を過ごせる女性が増えることを願っています。