不安という病

これまでにない異変が体に起きた時、まず襲われるのが不安です。

はじめての経験なのもあり、今後どうなってしまうのだろうという不安。
本当に良くなるのだろうかという不安。

不調はこの不安との戦いでもあり、この不安をどれだけ早く取り除けるかが、改善への近道ともなります。

例えば、病院で治療が必要になった時も、とりあえずお薬を渡され「また来院してください」と帰される場合と、ある程度の通院回数や今後の治療方針を説明されて、同じお薬を処方されるのでは、明らかに後者の方が安心感がありますよね。

受診して安心することで、まだ初診で症状には変化がないのに、体自体が何倍も軽く感じた経験をしたことがある人は多いと思います。

この安心感は、症状の改善に大きく左右し、安心して症状と向き合うというだけで、治癒力は高まり、順調な改善が見込めます。

反対に、診断に不信感ばかりしかなく、悲観的な向き合い方をしている時は、なかなか治癒力のスイッチがオンになってくれず、繰り返す症状の中で、負のスパイラルに陥ることになります。

不安になる原因は、症状や回復の過程、自分の体についてよく知らないから。

いろいろ調べて症状についてよく知ったとしても、不安感が拭えないのは、治療法や現状に納得がいかず、受け入れられていないからです。

再発の際、それほど不安にならないのは、回復への経過をある程度知っているからですが、何となく症状が落ち着いたからと、放置した後の再発では、さらに不安が募ります。

そもそも同じ症状を繰り返すのを防ぐには、原因である生活を改めなければいけない場合も多く、不調の改善は生き方の改善でもあります。

大切なのは、目の前の症状だけにとらわれず、体が不調を引き起こしてまで、何を訴えかけてきているかに気付くこと。

頭では納得しているつもりでも、腑に落ちて体まで納得していないと、回復に向けてより高まるはずの治癒力スイッチが、オンになってはくれません。
同じ治療を受けていても、回復時間に差があるのは、症状の度合いの違いありますが、前向きな心持ちも大きく関わっています。

年齢を重ねるごとに、これまでにない不調や不安感に襲われる機会は増えるはず。
本当に改善へと導いているのは、お薬でも医者でも整体師でもなく、個々が持つ自然治癒力で、治癒にはココロのあり方も大きく関係していることは、知っておきたいですね。