スポーツ選手が骨折しているのに大活躍したり、子供のためだと具合が悪くても動けたり。
肉体がボロボロでも精神力で体を動かすことはできますが、決してお後がよろしいとはいえません。
カラダの原動力ともいえるココロですが、だからといってすべてを気合いでどうにかできるというわけでもありません。
内蔵まで弱ってしまうと、何となくだるくやる気が起きず、思うように動けなくなってしまう場合もあります。
気持ちが元気なのは良いことですが、つらいカラダに鞭打つような空元気は良いとはいえず、「楽しかったけれど旅行帰りはぐったり」なんていう事態にも同じようなことがいえます。
大切なのはココロとカラダのバランス。
「やらなければいけない」「楽しいからやりたい」という気持ちが先走り、疲れた体を動かすことは可能ですが、このココロとカラダの感覚のズレが、不調の原因となっていることは多々あります。
高ぶった気持ちは、体の疲れやつらさを麻痺させてしまう怖さがあり、嫌な気持ちは知らないうちに体をどんどん蝕んでく怖さがあります。
女性は特に過労や育児疲労など長年の無理が更年期に出ることも多く、更年期の不調は決して女性ホルモンのせいだけではありません。
無理した後には必ず代償があることを念頭に、体の訴えを聞き入れられる穏やかなココロで過ごしたいものです。