てあてのすすめ

てあてとは

 血液力を上げて全身のバランスを整え、改善へと導く方法 


てあては筋肉を強く揉んだり、無理な骨格調整はせず、全身の血流をうながす療法です。 

不調になるのは、血液力が弱まり、回復しづらい状態が長く続いているため。

勢いのあるきれいなサラサラ血液なら少々の滞りもへっちゃらですが、ドロドロ血液では淀みが増す一方で、体のあちこちが悲鳴を上げることに。

てあては筋肉疲労だけでなく、ストレスなどの心労や内臓の弱りも痛みやしこりとしてあらわれる体表のつぼを軽く押さえることで、本来持つ血液力=生命維持力=自然治癒力を高め、回復へと導くとともに不調になりにくい、またなっても回復しやすい体づくりを目指します。

血液は体内を流れる一本の川のようなもの。一カ所の滞りは全身に影響し、つらい部分に必ずしも原因があるとは限らず、併発するほかの症状ともつながっています。体は全体で一つ」との考えから頭のてっぺんから足先まで行い、全身のバランスを整えます。 

血液力を上げよう

てあて中からポカポカしてくるのは血液力が高まっている証拠 

回復・再生

栄養を運び、老廃物を回収して細胞を回復・活性化するのも血液の力。一日で一番回復力が上がるのは夜の睡眠時。ただ眠ればよいのではなく、時間帯も大切。血液力が上がると傷や怪我の回復も早まります。


 免疫

体温を上げて菌やウィルスと戦うのも血液の力。怪我をすると患部に血液が集まりほてり、風邪をひくと発熱したりと体温は免疫力とも関連。低体温体質の解消は、免疫力の高い体づくりにつながります。



 運搬

酸素やホルモン、栄養やお薬の成分など多くの物質が血液によって全身に運ばれます。同じ食べ物やお薬を飲んでも効果に個人差があるのは血液力にも違いが。血液力を上げて、女性ホルモンの流れもスムーズにしましょう。


 解毒・排泄

疲労物質や老廃物を回収するのも血液の力。尿や汗も元々は血液。血液力が落ちると解毒力も低下。血液力を上げて、排尿や排泄、発汗障害を解消、お薬の副作用のひどさも軽減しましょう。

 



バランスを整えよう


知らないから不安になる

ココロとカラダのつながりを理解するだけでも楽になること結構あります


 

1,ココロとカラダ  

Mind and body


てあての服装

ココロ(精神)

悩みや考え事があるだけでも血流は悪くなり、体はコリ固まります。カラダが機能的に何ともなくともココロが病んでいると重だるくて動かせなかったり、体を動かす原動力でもあります。

てあての服装

カラダ(内蔵)

内臓が疲れると血液は生命活動に欠かせない内臓機能の回復を最優先するので、筋肉の回復が追いつかずだるさが続くように。機能低下にはストレスの影響も大きく、食後の眠さも内臓からのSOSです。

てあての服装

カラダ(筋肉)

筋肉疲労だけでなく、精神疲労や内臓疲労でもコリや痛みとなってあらわれる体表。同じコリでもさまざまな要因があります。お肌は内臓の状態をあらわす鏡でもあり、自己管理のヒントが沢山詰まっています。



2.自律神経

Autonomic nerves

ストレスでこわばり緊張気味の体をほぐすことで、カラダだけでなくココロもリラックスさせ、自律神経の支配する消化、排泄、睡眠などのさまざまな障害を正常化させます。 


3.女性ホルモン

Female hormone

うまくつき合えないと人生が左右されるほどに影響の大きいホルモン。ホルモンを運ぶ血液の流れをうながすことで、子宮や卵巣だけでなくイライラや無気力などの精神面、全身の関連症状に対応します。

 

女性ホルモンについてもっと詳しく>>



体のとらえかたをかえよう


なかなか改善されない症状も体のとらえ方をちょっと変えるだけで心身に大きな変化が…
長年のお悩みともおさらばしましょう
 

●体は全体でひとつ

快適に過せていない時は全身のバランスが崩れているもの。不調の原因は必ずしもつらい場所にあるとは限らず、つらさの大小はあってもすべての症状はつながっています。

●ココロとカラダはひとつ

精神的つらさは視野も狭く塞ぎ込み出不精気味になりますが、肉体的に軽くなると気持ちも前向きに。まさに病は気から。逆に体がつらいとイライラしたり、周りにもやさしくなれなかったり。

●美と健康もひとつ

美は苦痛を伴うものじゃない。体のバランスが整うと体型も変わり、基礎代謝も上がる。内蔵機能が上がると自然とお肌にも変化が。不調改善のためのてあてで心身ともに内側からキレイに。

●不調は体からの大切なSOS

体は無意識下で日々生きようと様々な働きをしていますが、痛みやつらさなどが生じるのはこのままの生活では回復が追いつかないですよ~という体からのSOSです。

●体の変化を楽しむ

自分の気になる症状はまだよくならないような気がしても、併発するほかの症状がよくなったりしているもの。全身が整うことで生じるいろいろな変化を楽しむのも大切なこと。

●いたわり症状に寄り添う

怪我の痛み、発熱のだるさなどは、余分なエネルギーを使わないように動かなくさせられている状態。どうして自分だけと頑張る体を攻めるのではなく、むしろ一緒に寄り添って励ましてあげると回復も早い。

●弱いところはバロメータ

五体満足で生まれていても誰しも必ず風邪をひきやすかったり、湿疹が出やすかったり弱い部分があります。疲れが溜まってバランスを崩し気味の時に生じやすい症状は自己管理するためのバロメーターです。

●体はよくするのも悪くするのも自分しだい

てあては体を整えて弱まっている回復力を高めるお手伝いをするのみ。体の反応に寄り添ったり、生活習慣を変えていくのは自分次第。だから変わろう、変わりたいと思った瞬間から体は変わりはじめます。

●体質改善・再発防止には日常生活の見直し

日々の生活でつくられる体ゆえに体質も日常の使い方で変わってきます。改善のために新たな習慣を始めるより、要因となるこれまでの悪いクセに気づき改めるほうが実は効率的。

●年齢を重ねても体は使い方しだい

新品も乱暴に扱えばすぐ壊れるし、中古品でもクセを知ってうまく扱えば長持ちする。体も同じことがいえます。今、この瞬間がこれからの人生で一番若い時なのだから、老いを嘆いてばかりはもったいない。